協議離婚においては、話し合いがかなりのウエイトを占めます。
例えば、なんとなくもう一緒に居るのが嫌になって、相手が「離婚しない」と言っている場合は、法定離婚事由がないので、協議又は調停で夫が同意してくれない限りは離婚を成立させるのは難しいです。
ですので、うまく話し合いをまとめる必要があります。
とはいえ、「離婚して欲しい」と頼むだけでは、納得してくれないでしょう。
そこでいかにうまく相手を説得させることができるかという時、心理テクニックを知っているのと知らないのでは差がついてきます。
また、財産分与等の離婚給付は、今後の人生を設計する上で、非常に重要になってきます。
そんな時に少しでも財産分与を多くもらったり、年金分割を認めてもらうにも心理テクニックは知ってて損はありません。
ということで、少しではありますが、このページに簡単に書いておきますので、参考にしてください。
このページでの心理戦は、あくまでこんなやり方もありますよという一部を参考程度に載せているだけなので、これを用いたからといってうまくいくとは限りませんし、また逆に余計にこじれてしまう可能性もあります。
当事務のコンセプトは円満離婚を目指すということです。
よって、離婚の話し合いは、たとえどんなに腹がたっていても、これが2人の最後の共同作業と思って、なるべく冷静に相手の立場に立つくらいのゆとりをもって話し合いをしてください。
その話し合いも、こちらの要求をすべてのませるというのでなく、相手の言うこともしっかり聞いて、ある程度は譲歩するくらいの心構えでやりましょう。
これが、うまくやるコツです。子供がいればなおさらです。
離婚後も子供のことで気軽に相談できるくらいの関係を残せたらベストです。
もし、絶対に相手をねじ伏せてこちらの要求をすべてのませるとか、絶対に許さない!!という人は当サイトは向いておりません。
まず、当然というか不快な空間での交渉は成立しにくいです。
少し考えれば分かるのであるが、夏の暑い日にエアコンのきいていない部屋で交渉したら、まとまるものもまとまりません。
そのエアコンも、できたらマイナスイオンを発生するのを使っている部屋があったとしたら、ぜひその部屋で交渉を行いましょう。マイナスイオンはプラスです。
次に、人間は、何かを飲み食べしながらの方が、飲み食べしてないときと比べて交渉されやすい傾向があります。
そんなにこじれていないのであれば、夕御飯のときにでも、少しずつ交渉していきましょう。
もし、交渉の時間を設けるのであれば、何か飲み物(アルコールは避ける)を用意して交渉をしましょう。
最後に、夕暮れ時は、理性の働きが最も弱くなるので説得する場合は夕暮れ時を狙おう。
夕暮れは無理でも昼よりは夜に交渉をしましょう。
ただし、やっぱりこじれにこじれている場合は、いつもより感情的になって殴られる可能性も少しは上がるので、夕暮れ時は注意が必要。
この3つをまとめると「離婚交渉は夕暮れに快適な空間でなにか飲みながらするべし!!」。
まず、心構えとして自分が感情的になっていけません。
短気は損気であるということを肝に銘じておいてください。
本当は憎くてたまらなくても、わざと相手を思いやって優しい言葉をかけてあげる。
そうすれば、のちの交渉を有利にすすめやすいはずです。
相手から財産分与等をより多くもらいたい人や、相手に払う額を少しでも下げたいという人は、じっくりと交渉を楽しむくらいの余裕を持っていてください。
ドアインザフェイステクニックとは、いきなり高い要求を突きつけて、拒否されたらその要求を一気に下げて認めさせる方法である。相手は断ったという罪悪感を持つので、それを利用した心理テクニックである。
例を挙げると、本当は養育費を月に6万円もらいたいとする。
そのとき相手には最低で8万円は欲しいと要求する。
相手はそれを高いと言って断ってくる。
そしたら「8万は多かったけど、でも子供に不憫な思いをさせないためには最低6万円は欲しい」と言う。
そうすると、相手も6万円ならと認めてくれる…かも。
フットインザドアテクニックとは、人間は最初の依頼を受け入れたら、次の依頼を断りにくくなるという性質を利用した心理テクニックです。
この心理テクニックは、数ある中でも最も有名クラスの心理テクニックである。
ドア・インザ・フェイス・テクニックと逆のようなテクニックですが、日常生活でも、あなたが気づいていないだけで実によく使われています。スーパーの試食なんて最たる例です。
やり方としては、まず相手に小さな要求を受け入れてもらう。
そして、その後に大きな要求(こちらが本当の狙い)を受け入れてもらう。
例を挙げると
A「養育費は月々3万円はちょうだいね」
B「わかった」
A「あっ、でももうすぐ小学生になるし、何かと物入りだからやっぱ4万円ちょうだい」
B「…わかった」
この時、注意してもらいたいのは、最初の小さな要求と大きな要求の間に差が付きすぎないことである。
上記例で言うと、4万円が6万円になると最初の3万円の倍額になるので、断られる可能性が大きくなります。例で言うならせいぜい5万円くらいにしておきましょう。
ミラーリングとは、相手の言葉遣いやしぐさや表情をまねてしまうと説得されやすくなる傾向がある
というのを利用した心理テクニックです。
これも、あくまで相手とそれほどもめていない場合には有効な方法であるが、例えば、相手がゆっくり話していたら自分もゆっくり話したり、相手が頻繁に髪の毛をさわっていたら、自分もさりげなく頻繁に髪の毛をさわってみる。
とくに、簡単に実践できるのは、飲み物を用意して話し合いをし、相手が飲み物を飲んだら、自分も飲むようにするというのがあります。
そうしたことで、少しはこちらの言い分が認められやすくなります。
離婚交渉においては、相手が飲物を口にしたら、こちらも飲むといった具合で使えばいいでしょう。
しかし、ひとつ注意があります。それは、相手がミラーリングを知っていた場合「こいつ、今ミラーリングでしてるな」と思われ、説得するどころか、相手を不愉快にさせます。
「はい」と返事させるような質問をし続けると、相手は「いいえ」と言いにくくなる。
例えば、A「子供には不憫な思いはさせたくないでしょう?」
B「そうだな」 (イエス)
A「高校は絶対に卒業させたいと思うでしょ?」
B「そりゃ、もちろんそう思うさ」 (イエス)
A「できたら、大学まで行かせてあげたくない?」
B「そりゃあ、行かせてあげたいさ」 (イエス)
A「だったら、養育費を月に4万円はちょうだい」
B「…分かった」 (イエス)
正直こんなにうまくいくわけはないでしょうが…こんな感じです。
レッテル効果とは、レッテルを貼られた人間は、そのレッテル通りの行動をとるようになるという傾向を利用した心理テクニックです。
例
A 「あなたは、私に対しては冷たかったけど、子供のことはいつも一番に考えてくれて、大切にしてくれる人だと思う。」 (仮にそうでなくても、子供を大切にするというレッテルを貼ったわけです)
B 「ああ、そうだな」
A 「だったら、子供のためにも養育費は毎月きちんとください。」
B 「…分かった」
といった感じで使えばいいでしょう。
例を挙げると、もしあなたが子供の養育費を月6万円以上ずつ払ってもらうのだけは、絶対に譲れないとした場合で、財産分与等は相手の言い分をとりあえず通しておいて、「それでもいいから、ひとつだけ、子供の養育費は月6万円払ってね」と交渉してみよう。
さっきまで月4万円と言ってたとしても認めてもらえる可能性はぐっと高くなるでしょう。
このとき、あくまで「ひとつだけ」というので、その他の要素は多い方がいい。
こういう場合は、わざと財産分与を細分化して、車はあなた、貯金はいくらがあなたという風にすれば要素は増やすことができる。
とはいえ、親権に関しては相手も絶対に譲れない場合が多いので、この方法で親権を手に入れるのは難しいでしょう。
離婚の話し合いは、親権・養育費・面接交渉・財産分与など決めることがたくさんあります。財産分与ひとつとっても、家やマンションはどうするか、家具はどうするか、預金はなど決めることはつきません。
それらを一度に決めてしまおうとすると、うんざりでまとまる話もまとまらなくなります。
そこで、まずは手を付けやすい問題から片付けていくやり方をとりましょう。
例を挙げると「今日は、預金と生活家具をどうするか話し合いましょう」みたいに交渉を開始しましょう。
とはいえ、一気に決めたほうがいい事柄は、分けずに決めてしまいましょう。
意外な話をひとつ。
気づまりな相手と、交渉をするときは、あまりずっとアイコンタクトをしていると、余計にこじれる場合があります。
相手が、そのことを、あまり今は触れないでくれと言うような雰囲気を出してる時に、相手の目をじっと見つめ続けて話をすると、かえって逆効果になりますので、頭の片隅に入れておきましょう。
あえて親権を分け、監護権を母親にしておいて、父親に財産管理権をあたえます。
そうすることで、父親には責任があるという認識(男ゆえに)ができ、養育費の支払が滞るのを防ぐ効果があります。
これにプラスして、面接交渉をしっかり行っていれば、給料が格段に減ったなどの特別な事情がない限りは、普通の人なら養育費の滞納はしないでしょう。
離婚後、子供には決して愚痴らないでください。
また、別れた元配偶者の悪口を子供の前で言ったりしないように注意してください。普通の子供は傷つきます。
以上このページが、皆様が円満に話し合いをするうえでの一助になれば幸いです。
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